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ホームページ消防・防災最前線 > 救急活動編:4月1日より「包括的指示下での除細動」スタート!
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平成15年4月1日より「包括的指示下での除細動」スタート

 救急救命士制度が導入され10余年、最近成人の死亡原因の中で心臓疾患が占める割合が増えてきており、その原因は心室細動という状態が多いといわれています。
 
「心室細動」とは、心臓が痙攣しているような状態で、血液を身体へ送る正常なポンプ機能を果たせなくなってしまいます。その処置方法が、電気的除細動です。
 みなさまご存知でしょうか?テレビドラマなどでお医者さんがアイロンの小さいようなものを両手に持って"ドン"というシーンです。少し形が違いますがそれを救急隊が行うのですが、これまでは医師からの直接の指示を受けて行っていました。
 


 しかし、1分、1秒を争う処置のため救急車内等で実施できるよう、事前の勉強や研修を充分に受け、その処置について事後、救急隊が行った処置を検討して隊員のレベルアップを図る体制を作ることにより、救急隊員が現場で判断して除細動が実施できるようになりました。
 つまり「包括的な指示」を受け、救急隊が高度な処置を行うということです。
 
このことにより、さらに救命率がアップするよう期待されています。 


 しかし、心室細動という状態は長続きしません。また、心室細動の状態でなければ除細動は効果がありません。心臓病がもとで脈拍がなくなり、呼吸が止まって、心室細動となって心臓の痙攣が起こっても、数分で痙攣さえも無くなる状態になります。それからでは遅いのです。
 酸素供給が停止した脳細胞は数分で障害が起こり始めます。その脳細胞に酸素を送るため、また、
心室細動という状態を長く保つため、倒れた人のそばにいる「あなた」の助けが必要です。
 酸素不足の脳細胞へ酸素を送るため、また
心室細動という状態を保ち救急隊が除細動をできるよう、人工呼吸と心臓マッサージをして欲しいのです。今回、救急隊の判断によって除細動という医療行為ができるようになったわけですが、もっともっと努力し、市民のみなさまが安心して暮らせる町を目指します。みなさまと共に・・・


 「こんにちわ。しんぞう君です。

  最近、少し調子が悪いんですよね。

  ときどき、胸が痛っ 痛たたた!」
 大変です。しんぞう君が痙攣しています。

 「心室細動」を起こしたようです。
 処置方法は、「電気的除細動」です。

 電気エネルギーの刺激が”ドン!”

 一瞬、全身の力が抜けます。
 そこから、また、もとのように筋肉の働き

 (収縮)がはじまります。

 「はぁ、助かった」

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