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傷病者を座位し、腕を後ろから抱えるように回す。
片手で握りこぶしを作り、傷病者のみぞおちのやや下方に当てる。
その上をもう一方の手で握り、すばやく内上方に向かって圧迫するように押し上げる。
座位でなくても傷病者の大腿部にまたがって仰臥位で行うこともできる。
注
意識がない場合や妊婦、1歳未満の乳児には、行ってはならない。
乳児の後頭部と背中をささえ、両腕ではさみ、上向きにひっくり返す。
ひっくり返した乳児をもう片方の前腕にのせて、引き続き頭を低く保った状態で2本の指で胸骨圧迫マッサージを1秒間に1回の割合で5回行う。
直ちに助けを呼び、119番通報して、心肺蘇生法を開始する。もし、助けを呼んでも誰もいない場合(救助者が1人の場合)には、まず心肺蘇生法を1分間行った後に119番通報する。
気道を確保した状態で、人工呼吸を行う。人工呼吸を行う際に、口の中に異物が見えるならば異物を取り除く。
もし口の中に異物が見えないならば、気道を確保した状態で、心肺蘇生法を継続する。